何かに一緒に取り組めるかどうかというのは、誰しもそれぞれ思いの中に基準というものがあると思います。価値観のようなものです。
その基準が守られないということがわかった時点で、取り組み方に一線を引くことも必要かもしれません。
ここに、自分が一緒に仕事をできると思える人に期待する価値観を列挙しておこうと思いました。自分の動きを見直したり原点に立ち返ったりする必要が生じた時に、感情論に左右されていないかどうか、整合性があるかどうかが自分で判断できるようになると思うのです。
一緒に仕事をしたいと思える人
- 「ボランティア」と「無給労働」の区別がある人
- 秘密保持の意識が高い人
- 仕事や作業は丸投げしても責任までは丸投げしない人
- コスト意識が高い・コスト計算がしっかりとできる人
- 他人の意見ではなく本人との会話も含めて総合的に判断しようと努力する人
- 「あの人とは関わらない方がいいよ」とは言わない人
- 愚痴に同調してくれる人がいてもそれが大衆の意見だとは勘違いしない人
- 利害関係をちゃんと考えて理解・把握した上で一緒に取り組もうとしてくれる人
- 一緒に働く人の福祉を考える人
- 「自分の頑張り」を基準にしない人
- 相手のほうが知識や経験が浅いと思ってもその人の働きに敬意を抱ける人
- 自分にできないことを他の人に「命令」ではなく「お願い」できる人
- 共に働く人に期待する仕事量のバランスを判断できる人
- 自分のスキルをきちんと評価でき、決して安売りしない人
- 何が正しいかについて白黒つけずに取り組める人
- 相手の環境や状況で物事を判断できるキャパを持ち、背景を洞察するよう努力する人
- 批判と共に解決策・改善策・対応策などのソリューションを提供できる人
- 評判を行動の根拠とはしない人
- 「井の中の蛙」という意識をしっかりと持てる人
- 無茶や無謀なことを前にして「責任感」で引き受けたりはしない人
- 安請け合いしない人
- 自分の環境・状況・背景に感謝の思いを持っている人
- 自分で下すべき決定は自分で下し、他人にコントロールされない人
こういう価値観を持っている人とであれば、割と自由に自分の意見や考えを共有することができます。というか、そう見えるか見えないかは別として、実際に自分が注意しているのはこうした特質。
もちろん臨機応変さは必要ですが、自分が何かしようとするとき、またはやめようとするとき、何を基準にしているのかをはっきりさせておくと、自分の行動にも根拠を持てるようになります。
仲間として長く一緒に働けるかどうかだけでなく、この原則を常に自分にも当てはめるよう努力していきます。